【帰国】憧れの地 アイラ島&スペイサイド蒸留所巡り

スポンサーリンク

夢のような一週間もこれでおしまい。エジンバラ空港でウドさんとゴードンにお別れを言うと、もう帰国するんだなという実感が急に湧いてきた。長かったスコットランド滞在もあと数時間で終わる。大切な残り時間をどう使うか、ほくとさんと作戦を練る。「とりあえず何か食べましょう」。相談するまでもなく、結局それしかない。ウドさんに聞いた、エジンバラ空港で一番うまいという「PAUL」で何かつまむことにした。
081016w01.JPG
081016w02.JPG
見るからにおいしそうなパンやケーキが、大量にガラスケースに並ぶ。迷ったあげく、ぼくがチョイスしたのはモッツァレッラのパンとベリーのタルト。店内は女性客が多く既にほぼ満席状態。やはりかなりの人気店だ。コーヒーはサイズ違いも同じ値段。大きい方にしたら巨大なマグカップだった。店内を見回すと一つだけ空いた席があったので、そこを確保。ほくとさんがコーヒーを持ってきた。「なんすか、それ?うわぁ~失敗した~」。どうやら大きい方がよかったらしい。ぼくは大きすぎて「失敗」したのに。
081016w03.JPG
LE TOMATE MOZZARELLA
スコットランドのパンのうまさはここでも健在。モッツァレッラ独特の食感もこの硬いパンの前ではあまり感じられない。モッツァレッラはくせのないチーズなので、酒飲みには若干もの足りない。それでもチーズを食うと酒が飲みたくなる。でもまだここでは飲まない。もっとうまい酒を飲むためには、少しくらい待っていられる。
081016w04.JPG
TARTE FRUIT ROUGE
プディングはスコットランドの食文化の中でも最も印象深いものの一つだ。毎食供される怒涛のプディングには正直驚かされた。それほど滞在中に食べておいて、なにも空港まで来てまたベリーのタルトなんか食べることない。そう言われればそれまでだが、ここは記念に自分をいじめておこうと思った。これでプディングともおさらばだ!あ、プディングは必ずあるけど断われるので、毎回食べなくても大丈夫。
081016w05.JPG
081016w06.JPG
行きと同じくヒースロー空港で乗り換えて帰る。またこの空港がデカくて、かなりの距離を歩くことになる。ここではお土産を探さなければいけない。時間はたっぷりあるものの、それを計算に入れるとそれほど時間があるというわけでもない。頼まれていたものを探しに、メモ片手に走り回る。これがどうしても見つからず、時間が足りなくなってきた。仕方なくお土産探しは中断することになった。それでも「一杯飲みますか」というのは我々にとってまた別の話。ばたばたと店を探し1杯だけ飲むことに。
同じ酒でも飲む場所や状況によって味わいは違う。スコットランド旅行の最後、空港で飲む一杯には特別な意味合いがある。この酒飲みたちは、丸一週間ウイスキーを飲み続けたにもかかわらず、こんなとこでもまた1杯やってしまう。しかもこれがまた、なかなかいいパブだった。騒がしい店内の雰囲気もいいし、二人でビール二杯飲むのが精一杯なのに、残りのお金を思い切り使ってしまう気分もいい。
081016w07.JPG
CARLING
蒸留所巡りは一生の財産になった。バーテンダーさんの中には、毎年のようにスペイサイドに行ってる人もいる。そんな人たちと比べれば1回くらいアイラ島に行っても大したことではないが、我々のような素人にとっては1回行くかどうかで経験値がずいぶん違ってくる。
まずスペイサイドやアイラ島の空気を吸ったということが大きい。あの風土だからこそウイスキーは生まれた。その空気を吸い、日の光を浴びた。霧雨に降られ、雨上がりの風に吹かれた。この感覚は現地に来ないと得られないものだ。
もう一つ、蒸留所で働く人間の顔を見ることができた。ウイスキーを作っている人たちに触れ、彼らの話を聞いた。蒸留所は思った以上に規模が小さく、ほんの数人で作る家族経営の蒸留所も多い。ウイスキーは彼らの生活だ。彼らの営みは、僕が日本でスコッチを飲んだところで完結する。これからはその感覚でウイスキーを嗜むことだろう。アイラ島に行く前と後とでは、ウイスキーに対する見方が根本から違っている。この旅行でアイラ島に行くことができて幸運だった。
スコッチの蒸留所に行くと、サントリーの山崎蒸留所や白州蒸留所がいかにすごいかがよく分かる。設備に関しては圧倒的に日本の蒸留所が優っている。さすが日本は技術が違う。でもウイスキーは技術を味わうものではない。もっと深く、もっと人間くさいところを味わうのだ。これからは酒も料理も、もっと人間くさい部分を味わっていこうと思う。
今回のツアーは、JALPAKとサントリーの共同企画ということで、普段見れないところを見ることができるのがいい。ボウモアの水面下にある貯蔵庫は普段は見ることができない。ボウモアがサントリーの関連ということで、見学することが許された。それから、JALPAKがわざわざ専用のツアーを組むというのも珍しい。特にアイラ島のツアーが儲かるとはどうしても思えない。このツアーは来年も数回企画されるそうだが、それ以降ツアーを準備することはないだろう。
そんな意味合いも込めて、このツアーはウイスキー好きの皆さんにオススメしたい。余裕のある方はぜひこの機会にスコットランドに行ってほしい。写真ではこの国の美しさを伝えきれなかったし、言葉でも伝えきれない部分が多く、もどかしい思いが残った。それほどスペイサイド&アイラ島は素晴らしく、その魅力はまだまだ伝え切れていない。ぼくも今回の経験を自分のものとして昇華するには時間がかかりそうだ。もう一度アイラの地を踏むまで答えは出ないかもしれない。

※ツアーの詳しい内容やマニアックな蒸留所訪問記は下記アドレスからご覧ください。

JALPAKのホームページは  ⇒コチラ!
サントリーBAR-NAVIは    ⇒コチラ!

コメント

  1. まさぴ。 より:

    色々思うところもあったようで、とってもいい総括になったね。
    そうだよな、やっぱり一度は彼の地へね~、って改めて腕組んじゃったもの(遠い目、笑)。

  2. romy より:

    なんか、オトコの旅って感じでいいね!
    女性を対象にした旅のテーマは数あれど、こういう男性だからこそのテーマ性のある旅って新鮮だな~と、毎回興味深く拝見しておりました。
    これってホントに1週間??って思うような、見所いっぱいの旅記事でした。
    おつかれさまでした!

  3. ヒロキエ より:

    とうとう帰還したのじゃな、おめでとう!
    最後の下りの記事読んでいてエリック・クラプトンの「いとしのアイラ」が頭の中で鳴り響いちゃいました。
    え?アイラじゃなかったっけ?

  4. くに より:

    ◆まさぴ。さん
    ありがとうございます!
    腕組んで、行こうかどうか迷っちゃってます?笑
    ◆romyさん
    おっさんの世界ですからね~。スコットランドは自然も綺麗だし、お城もあるし、女性も楽しめそうですよ。
    ◆ヒロキエさん
    「いとしのレイラ」ですよね?(笑)確かに「アイラ」に変えて替え歌にしてほしいです。
    今回は本数は頑張って減らして、期間は伸ばしてみました。外国ネタなのにアクセスが全く落ちないのがすごいです。読者のみなさんも酒飲みなんでしょうね^^;

  5. Ginger より:

    おつかれさまー
    でもホントに一週間?
    凄いボリュームと綺麗な写真の数々
    スチルポットに恋に落ちそうでした

  6. ロレンス より:

    お疲れさん!
    スコッチは飲めない私だけど、
    大人な風景とスープがおいしそうでした。
    私もボチボチ帰国します。

  7. 55aiai より:

    おおー、離陸!おめでとうございます。
    ほんと、記事いっぱいでしたねぇ。
    でも、飲んでますよね。体調は大丈夫だったのかしら。常によっぱらい?
    それにしても盛りだくさん、お疲れ様でした~

  8. くに より:

    ◆Gingerさん
    どうもです~。書き終えて改めて見ると、1週間とは思えないボリュームですね。それだけ盛りだくさんの楽しい旅行でした♪
    ◆ロレンスさん
    スコッチを飲まれない方にはあまり興味のわかない内容ですよね。でもツアー自体はお酒を飲まない方でも楽しめる内容だと思います。野菜のスープはおいしかったですよ。
    ◆55aiaiさん
    ようやく終わりました。というよりも今回は記事数は少なめに、期間は長く、という感じでやってみました。お酒は毎日たくさん飲んでも今のとこ大丈夫です^^

タイトルとURLをコピーしました