囲炉裏料理 エビス亭 平戸

和食 寿司

2日目の昼は楽しみにしていたエビス亭。今回のツアーで外食らしい外食というのは実はこの店だけだった。囲炉裏料理というだけあって、テーブルには囲炉裏がセットされている。特に料理で使う感じではないが、鉄瓶が掛けてあって穏やかに湯が沸いている。庭が見える落ち着いた個室や、ダイナミックなカウンター席もいい雰囲気。自然の中の一軒家という風情がとてもいい感じ。
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この日は料理長のおまかせコース。刺身は、よこわ、タイ、アジ、イカ。よこわはマグロの幼魚のこと。東京でいうメジマグロと同じだ。醤油は関西風味、関東風味、地元風味と3種類用意されている。これはさすがだなと思う。平戸だから魚がうまいのは分かっているが、それを生かすも殺すも醤油とかワサビとか柚子胡椒とか塩とか、調味料の質はすごく大事。ただ素材がいいだけではダメで、醤油によって素材はよくも悪くもなってしまう。醤油は地元風味にしてみた。思ったより甘くもなく、白魚にもよく合う。
突出しはカラスミ豆腐とほうれん草のおひたし。豆腐の上にちょこんとのったカラスミがいい。牡蠣は平戸の特産、椎茸は平戸ロマンという地元の銘柄。料理長のおまかせコースにした意味は、平戸の食材を使って地元らしい料理を出して欲しいというリクエストだったようだ。エビス亭にも様々なコースやランチメニューがある。正直かなり興味深いものもあったのだが、今回は平戸産の食材を使った特別メニューに徹している。
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てんぷらは、平戸のアゴダシの天つゆを使う。アゴというのはトビウオのことで、平戸の名物になっている。我が家でもお土産にアゴを購入したけれども、やっぱりその土地で買ったものは風味が違う。この後工場見学にも行ったので、思い入れはかなり強い。次回はその工場の様子も少し書く予定。
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手打ちうどんのチリソースがけは衝撃のうまさ。うどんがつるつるなので、チリソースによく合う。小麦粉だけではこうはならないわけで、ご主人に聞いたところ、やはりある粉を混ぜて手打ちしたものだった。このこだわり、料理に対する姿勢には感銘を受けた。シメの地鶏の炊き込みご飯もうまかったし、やはり福岡に帰ったときには平戸まで頑張ってこよう。エビス亭では、珍しい鯨料理とかも食べることができる。それは次回の宿題。

■店名:囲炉裏料理 エビス亭
■住所:長崎県平戸市戸石川町新杉田7-3
■電話:0950-23-3244
■営業時間:11:00~14:00、17:00~22:30
■定休日:不定休

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