ニュージーランド牧草牛 韓てら

焼肉

ニュージーランド牧草牛
ニュージーランド牧草牛のプレス向けバーベキューディナーに参加させてもらった。毎年この時期にプレス向けの試食ディナーのお誘いをいただいている。参加するのは今回で三回目。ニュージーランド牧草牛は大自然の中で栄養豊富な牧草のみを食べて育つ。ストレスなくのびのびと育つので、健康でおいしい肉になる。これまでの試食ディナーでは、ニュージーランドの有名シェフによるステーキがメインだった。今回ははじめての焼肉だ。会場は世田谷の人気焼肉店「韓てら」。東京でニュージーランド牧草牛を通常メニューにしている店は十数店あるそうだが、そのうちのひとつだ。


「韓てら」の店内は、天井が高くオープンな作り。焼肉屋にしてはかなり広々として、オシャレな感じになっている。
ケトジェニックダイエットで有名な医師、斎藤糧三氏のお話があった。主に美容と健康にいいということで、ニュージーランド牧草牛に注目しているそうだ。ほとんどの日本人女性に不足していると言われる鉄分。その原因のひとつは実はタンパク質不足なんだとか。牧草牛の肉を食べると、その両方を効率よくとることができる。
斎藤糧三氏
斎藤糧三氏
みなくちなほこ氏
みなくちなほこ氏
みなくちなほこ氏
食べ物からとりにくい栄養素であるオメガ3脂肪酸も牧草牛に豊富に含まれている。血液をサラサラにするアンチエイジングな栄養素だ。単に栄養価が高いだけでなく、食物から摂取しづらい重要な栄養素をバランスよくとることができるということで、ケトジェニックダイエットでもすすめているようだ。
お話の中に、牛には大きく分けて2種類あるという話があった。牧草を食べて育つ牛と、穀物を食べて育つ牛だ。牛は牧草を食べるようにデザインされているはずなのに、穀物を食べさせられている牛がいる。どちらがいいかは誰が見ても明らかだが、いろんな事情がある。ニュージーランド牧草牛のように完全な草食の牛というのは少ないのだ。
ニュージーランド牧草牛
牧草牛リブロースの和ハーブ丼
牧草牛リブロースの和ハーブ丼
牧草牛リブロースの和ハーブ丼
続いては、フードコーディネーターみなくちなほこ氏による調理実演。しっかりとフライパンを温めてから肉を焼くなど、調理の基本から分かりやすく説明してくれる。この日の参加者には、ニュージーランド牧草牛ステーキ(リブロース)を200g×5枚を、後日送ってもらえることになっている。その肉が来た時のために、みなくちさんの話はしっかりと聞いておかないといけない。肉の切り方から調理法までひとつひとつ説明しながら、牧草牛リブロースの和ハーブ丼ができあがっていった。
韓てらのオーナー 高木氏
韓てらのオーナー 高木氏
ニュージーランド牧草牛
前菜のサラダ
牧草牛サーロイン たたき
牧草牛サーロイン たたき
「韓てら」のご主人による肉の焼き方講座。やり方は「最初に肉の表面を軽く焼いて膜を作ってから、あとは焼きすぎないように何度も返す」というもの。実は僕は昔からこの焼き方をしていた。これまで焼肉で同席した人からは「肉を返すのは一回だけだよ」と注意されたこともあったが、頑なにこのやり方を続けている。こういうのは流行りもあるのかもしれないが、何年か越しに自分の焼き方が認められたようで、ちょっと安心した。片側だけ焼いて反った肉を返して裏側を焼くというのは少し違和感がある。せっかちなのかもしれないが、やはり肉の様子を見ながら何度も返す方が、おいしく焼けるように思う。
ニュージーランド牧草牛
ニュージーランド牧草牛
ニュージーランド牧草牛
ニュージーランド牧草牛
その後は席に戻って「韓てら」の焼肉。前菜のサラダ、ナムル、キムチ、韓国のりなどが席に置いてあった。牧草牛サーロイン たたき、牧草牛リブロースの塩ガーリック味、醤油味などがある。肉が薄いのですぐに返さないと網にくっついてしまう。肉が薄い割に火が強かったせいもあるが、1回目の返しは表面を炙るくらいで早めにした方がいいようだ。
ニュージーランド牧草牛は、しっかりとした肉質で、余分な脂のないおいしい肉だ。日本でも最近は赤肉がブームになっているが、ニュージーランド牧草牛ももっとメジャーになってもいいように思う。栄養価が高くおいしい肉なので、売り出せば人気が出るはずだ。
シーフード&焼き野菜
シーフード&焼き野菜
牧草牛サーロインステーキ
牧草牛サーロインステーキ
ニュージーランドでは、BSEや口蹄疫などの病気が発生したことは一度もない。肉骨粉の輸入も禁止されているし、肉の安全性は世界トップの水準にある。ニュージーランド牧草牛のように、元々牛が食べるべき牧草を食べ、自然に近い状態で飼育されている牛はそんな奇妙な病気になるはずはない。考えてみれば当たり前のことだ。
テラスのバーベキュースペースでは、牧草牛サーロインステーキの鉄板焼き、炭火網焼き、牧草牛リブロース 和ハーブ丼、シーフード&焼き野菜なども提供されていて、自由に取りに行って食べることができた。僕は写真を撮りに行っただけだったが、同席した親切な方々がみんな分も持ってきてくれた。
牧草牛リブロースの和ハーブ丼
牧草牛リブロースの和ハーブ丼
コムタンラーメン
コムタンラーメン
コムタンラーメン
白玉大豆
白玉大豆
ご飯類は、冷麺、コムタンラーメン、ユッケジャンクッパ、ビビンバの中から選ぶ。僕はコムタンラーメンにしてみた。デザートは、白玉大豆、杏仁豆腐、あずきパンナコッタ。僕らのテーブルは、ほぼ全員が白玉大豆だった。店員のお姉さんのおすすめということで、思い入れのある熱心なプレゼンの成果だった。
韓てらは噂に違わぬいい店だった。ニュージーランド牧草牛を通常メニューで置いているので、また機会があれば食べに伺おうと思う。

■店名:韓てら
■住所:東京都世田谷区代沢3-12-26
■電話:03-3421-1788
■営業時間:17:00~24:00、日祝17:00~23:30
■定休日:なし

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