ラーメン二郎から独立して、独自路線を歩み続けるラーメン富士丸。徐々に店舗を増やし、現在5店舗を展開しています。面白いのは各店毎に客層が異なるところ。神谷本店は昔からの常連と若い客が混在し、比較的「食べれる客」が多い。お相撲さんまで食べていたりします。西新井はのんびりとした雰囲気で、家族連れもよく目にします。なんと家族で富士丸!我が家も気をつけなければいけません。板橋南町の客層は、意外と普通のラーメン店に近い。サラリーマンもいれば、女性客もいる。ガイドブック片手に食べ歩く人も時々見掛けます。
カウンター席からは厨房が丸見え。湯で上がった麺は、丼に次々と入れられていきます。鍋を探るとまだまだ麺があるようです。そしてもう一度端から麺を追加。そしてもう1周・・。最終的には丼の縁まで麺が盛り上がり、丼から溢れんばかりの状態になります。はじめての人は、この光景を見て皆驚きます。「こんなに食べきれるわけない!」そんな心の叫びが聞こえてきそうです。神谷本店は「客の顔を見て量を調整する」と言われていますが、板橋南町店では全員が超大盛り。ラーメン二郎を含めても、麺の多さはここが一番かもしれません。
ブタメン1,000円は、更に豚が盛られます。ゴツゴツとした肉の塊。かなりのボリュームです。トッピングは「ニンニク・アブラ・ニンニクダレ」。「カラメ」は、ニンニクダレとショウガダレの2種類あります。トッピングは別皿で出され、自分で調整できるようになっています。ニンニクダレは一度に入れて、アブラは後から少しずつ足していくのが、いつものやり方。途中少しずつ入れて、味の変化を楽しむことができます。板橋南町店の麺は、本店よりも固めでボキボキとした食感。これがたまらなく旨い。
奥の方に座ったお客さんが「ニンニクダレとショウガダレってどう違うんですか?」と聞いています。「ニンニクダレは勝負!って感じです。ニンニクダレでいいですか?」「えーっとねえ、どっちにしようかな」「勝負ですよ。ニンニクダレでいいですか?」というやり取りがあって、結局ニンニクダレにしたようです。「勝負!二本入ります!」という店長さんの大きな声。店内大爆笑でした。
■店名:ラーメン富士丸 板橋南町店
■住所:東京都板橋区南町4-7
■営業時間:18:00~24:00
■定休日:月曜
大きな地図で見る