長野県観光部のブロガー企画「スノーリゾート信州を満喫するブロガーツアー」に参加した。今シーズンは長野県スキー発祥100周年ということで、温泉とスキーで有名な野沢温泉を訪れ、信州ならではのウインターレジャーを体感&発信して欲しいということらしい。はっきり言ってレジャーにはそれほど興味はないが、僕は温泉にはかなりうるさい。田舎が福岡県の大分寄りの方なので、天瀬、湯布院、別府といった大分を横断する温泉群に比較的簡単に行くことができた。学生時代に田舎に帰ると必ず温泉巡りをした。その頃は熊本や大分に行くことが多かったが、最近は東日本がお気に入りになっている。
好きな温泉地は?と聞かれると、法師温泉、日景温泉などマニア向けの温泉とともに野沢温泉もあげておきたい。温泉地の魅力にもいろいろな要素がある。純粋に泉質にこだわるのか、温泉街を楽しみたいのか、スキーやスノボなどのついでなのか、何を重視するかで変わってくる。僕としては、人や文化、食などの魅力も重視したい。野沢温泉のすごいところはそれらが全て揃っていて、しかもコンパクトなところ。これほどスキー場と温泉街が近接しているのも珍しい。さらに食文化、温泉文化がしっかりと残っているところに特に魅力を感じる。
野沢温泉では、湯宿 寿命延(じょんのび)というホテルに泊まった。有名な大湯のすぐ隣にあるホテルだ。センスのいい和モダンな空間、一般客も利用できる「火祭り」というレストラン&バー、そして質の高い温泉など、かなり満足度の高いホテルだった。
自由時間には温泉街の散策をした。野沢温泉には江戸時代から続く「湯仲間」という制度があって、地元の人が共同で管理している無料の温泉施設が13箇所もある。その温泉もそれぞれ個性があって面白い。温泉街を散策しながら温泉につかってみたり、小さな温泉街ならではの楽しみがある。
日本有数の規模を誇る「野沢温泉スキー場」は温泉街のすぐ上にある。僕らが泊まったホテル寿命延の裏の坂道を登っていくと5分くらいでゴンドラ乗り場があって、そのままスキー場に行くことができる。この立地のよさはには驚いた。
雪上遊覧体験をするというので、そのままスキー場に向かった。南極越冬隊と同じタイプの雪上車にのって、雪が降るなかカモシカを探しに行った。ガイド付きで(ドリンクも付く)500円。これは安すぎると思う。
帰ってきて食事をしてすぐ温泉。この距離感がたまらなくいい。スキーの後渋滞に巻き込まれて、温泉にも入れず・・ということが昔あったけど、野沢温泉ではそんなことはあり得ない。全てがコンパクトにまとまっているので、時間が有効に使える。1泊2日でも野沢温泉を十分に満喫できるのだ。
野沢温泉といえば、野沢菜発祥の地でもあり、独自の食文化がある土地だ。今回も食についてはいくつか紹介しようと思う。いくら温泉好きとはいえ、そもそも食が面白くなければ僕はこういうツアーには参加しない。寿命延の料理もよかったし、ツアーで用意してくれたやきとり丼、自分で探して行ったそば屋とかご当地ラーメンとか、短い時間で食べ歩きもできてよかった。ほんとは狙っていた居酒屋もいくつかあったのだが、営業時間とスケジュールの都合で断念した。それは次回以降の楽しみにとっておこうと思う。
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