3歳の雌鹿と秘蔵のワインをいただく会 ビストロ・ド・ラ・シテ 西麻布

フレンチ

ビストロ・ド・ラ・シテ
「東京最高のレストラン」編集長大木さんのお誘いで、「シテで3歳の雌鹿と秘蔵のワインをいただく会」に参加させてもらった。会場は西麻布「ビストロ・ド・ラ・シテ」。おそらく日本で一番古いビストロだ。この老舗を貸し切り、特別メニュー&飲み放題、しかも秘蔵のワインを開けてもらえるという贅沢な会。広い店ではないので参加者は23人の限定。僕以外は何度も食事を一緒にしているメンバーらしく、会場は和やかな雰囲気だった。


鹿のテリーヌ
鹿のテリーヌ
味付け卵
ビストロ・ド・ラ・シテ
ビストロ・ド・ラ・シテは、1973年創業の老舗ビストロ。多くの有名シェフを輩出した、言わずと知れた名店だ。外観はいかにもビストロという感じで老舗フランス料理店のいかめしさはない。店内は歴史を刻んできた貫禄を感じる。まさに大人の酒場だ。
この時期フランス料理を楽しむということは、ようするにジビエを楽しむということ。この日は北海道の3歳雌鹿を用意してくれている。オーナーが自信満々に「とんでもなく美味いし、とんでもなくお腹いっぱいになるよ!」と言っているらしい。これは期待できる。
席はあらかじめ決まっていて、ほとんどがはじめてお会いする方ばかりだった。一緒のテーブルになった人たちはみんな気楽に話してくれて、初参加でも居心地がいい。こういう食事会は近い席の人がいい人だと、楽しみが倍増するものだ。他のテーブルは知らないが、少なくとも僕の席はとてもいい席だった。
ナスのマリネ
ナスのマリネ
ポテサラ
パスタ
お酒がいろいろと注がれて、皿を置く場所がなくなるくらい料理がじゃんじゃん出てきた。まずは雌鹿のコンソメ。スッキリとしていながらも鹿らしい濃厚な深みのあるスープだ。それから名物のサラダシテ、鹿のテリーヌ、味付け卵、ナスのマリネなどなど、次々と運ばれてくる。やはり予告通りかなりのボリュームになりそうだ。
オーナーの関根さんが雌鹿肉の塊を見せに来てくれた。アットホームな貸切の食事会だけあって、会場は大盛り上がり。こうして各テーブルを挨拶して回ったあと、鹿の塊肉のロティ&フライドポテトが運ばれてきた。まさに3歳雌鹿づくしのコースだ。
雌鹿肉の塊
雌鹿肉の塊
鹿の塊肉のロティ&フライドポテト
鹿の塊肉のロティ&フライドポテト
デザート
シャトー・ド・レグリース 1983
シャトー・ド・レグリース 1983
ところでお楽しみの秘蔵のワインは「シャトー・ド・レグリース 1983」だった。僕はぜんぜんワインに詳しくはないんだけど、たぶんお店でボトルを頼めば7~8万円はするものだと思う。こんなものをポンと出してしまう気持ちがいい。他にも赤ワインはあったけれど、さすが数千本のワインの中から選ばれた秘蔵のワインだけあって、貫録が違う。ゆっくりと味わうべきものなんだろうけど、うますぎてクイクイ飲んでしまった。
それ以外にも料理に合わせたワインがふんだんに振舞われた。飲み放題というよりも飲ませ放題という感じで、お店の方がどんどんついでいく。ケチケチしないのはいいことだ。みんな何も気にせずかなりの量のお酒を飲んだ。他のテーブルの方とはほとんど話ができなかったのは残念だが、またの機会を楽しみにしておこう。

■店名:ビストロ・ド・ラ・シテ
■住所:東京都西麻布4-2-10
■電話:03-3406-5475
■営業時間:ランチタイム12:00~14:00(L.O)、ディナー18:00~22:00(L.O)
■定休日:月曜日

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